フォルテコール 副作用は

犬猫への投与で気になる点

フォルテコールの副作用や注意点について

フォルテコール』は、有効成分の塩酸ベナゼプリルを含有する犬や猫の心不全や腎不全など、心臓病、腎臓病の治療薬です。

このベナゼプリルの働きより、心臓や腎臓にかかる血圧を下げることで、臓器の負担を軽減し、心不全や腎不全の病気の進行を抑制するという効果があります。

フォルテコール投与で副作用が疑われる症状は?

横になる犬と猫

『フォルテコール』は、「セミントラ」同様に副作用の少ない薬とされており、副作用が疑われる症状として報告されているものは、軽度の症状が見られることがあるとのこと。

『フォルテコール』の副作用としては、薬を使用した後、数時間程度のふらつきや嘔吐、食欲不振などが稀に見られることがあるそうです。

このような副作用が見られるのは、薬を飲んで数時間で、薬の血中濃度が高くなるためと考えられています。

しかし、その後は新しく薬を飲まない限り、薬の血中濃度が低くなっていき、副作用は徐々に弱くなっていきます。

特にこのような副作用の症状が見られるのは、『フォルテコール』を飲み始めたころが多く、薬を飲み続けていると、いずれ体が血圧の変化に慣れていきますので、症状もだんだん治まってくるはずです。  

同じような効能(血圧を下げる)の薬である「セミントラ」が新しく発売された薬であるため、『フォルテコール』よりもセミントラの副作用の方が比較的少ないと言われています。

また心臓病や腎臓病などで、病状が末期の犬や猫に対しては、『フォルテコール』を使用することで心臓や腎臓の機能がさらに悪化させてしまうこともあるので、十分注意する必要があります。

フォルテコールを投与する場合の注意点

『フォルテコール』には、併用を避けるよう求めらる薬(利尿薬や血管拡張薬など)があります。他のお薬も飲ませている場合や、サプリメントを飲ませている場合は、フォルテコールと同時に飲ませて良い薬なのかどうかの確認を、獣医師に相談してください。

また慢性腎臓病の末期の猫に対しては、『フォルテコール』を使用することで腎臓の機能がさらに悪化させてしまうこともあるので、フォルテコールを投与することに関しては、十分注意する必要があります。

愛犬・愛猫が心臓病(心不全)、腎臓病(腎不全)発症、でも諦めずに!

犬も猫もペットとはいえ、今まで一緒に暮らしてきた家族同然の存在ですから、もし愛犬・愛猫が「心不全」「腎不全」になってしまったら、飼い主さんにとって本当にショックなのは当然です。

ただ、愛犬・愛猫の「心不全」「腎不全」は、発症してしまうと完治の見込みがない病気といえ、諦めるのはまだ早く、正しい対処をすることで、猫に少しでも長く元気に生きてもらうことが可能です。

それは、心臓や腎臓の機能の低下を防ぐ、つまり病状の進行を抑制する(現状を維持する)で、そのためには、食事療法と血圧を下げるための薬物療法が大切となってきます。

愛犬・愛猫が「心不全」「腎不全」は、飼い主さんにとって激しく動揺してしまうのは当たり前なのですが、それでも愛猫と飼い主さんが一緒になって、病気と向き合うことが、愛犬や愛猫とご機嫌な毎日を過ごし、そして長生きを目指せる道なのかもしれません。

 

■ フォルテコール 犬猫兼用 2.5mg/1箱

  ⇒ 詳細はこちら

 

■ フォルテコール 犬猫兼用 5mg/1箱

  ⇒ 詳細はこちら

 

■ フォルテコール 犬用 20mg/1箱

  ⇒ 詳細はこちら